マンスリーへむく ―現場の声―:2020年8月

マンスリーへむく ―現場の声―:2020年8月

HEMC出動!!九州豪雨災害

事業課 清家 洋

 7月10日(金)~7月14日(火)まで熊本県へ令和2年7月豪雨のDMAT派遣に行ってまいりました。私自身、昨年DMAT隊員になってから初めての派遣でしたので、被災地で本当に役に立つことができるのかとても不安でした。
現地では、球磨村総合運動公園(さくらドーム)内のSCU(診療部門)でロジ担当として、主に避難者の診察や治療を行った方の患者情報の管理、クロノロや災害診療記録の作成を行いました。
私が行った時は、急性期からは落ち着きだしていたので、重症患者はおらず、四肢の痛みや常用薬を希望されている方等比較的軽症の方がほとんどでした。
 別日には孤立集落に自衛隊車両で向かい、市川先生と若宮看護師と訪問診療を行いました。住民の方に対して、医療で困っていることがないかどうかや、交通手段があるかどうか、電話がつながるか等、住民の生の声を聞くことができたとともに、要望、不安などを聞き被災地では様々な問題点があることを知ることができました。
 私自身、今回の災害派遣を通して感じたことは、コミュニケーションの重要性です。他機関との協働時のコミュニケーションやバックアップ隊とのコミュニケーションによる情報の共有が、より安全でスムーズな業務遂行につながりました。また、被災地の悲惨な状況を目の当たりにして無力感を感じた時に、隊員同士で災害について話したり、想いを語り合ったことで、気分が少し楽になったのを覚えています。それらを通して、コミュニケーションは安全管理やストレス軽減等様々な要素において重要であると強く感じました。

 今回、災害派遣を経験させていただき、私の人生にとって貴重な財産となりました。また、お忙しいなか、HEMCでご支援いただいたお陰で怪我なく帰還できたと感じております。今後、今回の経験を様々な部分で還元していきたいと思います。ありがとうございました。