マンスリーへむく ―現場の声―:2021年6月

マンスリーへむく ―現場の声―:2021年6月

Acute care surgery学会にWEB参加しました

救急部 伊集院 真一

 4月22日から2日間、日本Acute care surgery学会学術集会に参加致しました。本来は昨年の9月の開催予定でありましたが、COVID-19の蔓延に伴い、4月に延期となり、最終的には完全WEBでの開催となりました。今回は島根大学が主幹だったので、学会の開催に際して現地に前日入りして日本で最も広いと噂の島根大学のHybrid ERの見学を松山先生と予定していましたが・・・叶いませんでした。

 学会は平日の開催だったので病棟業務を行いながら適宜、興味深い演題を視聴するというような形で参加しておりました。自分の発表は”Open abdomen management(OAM)とした症例の腸管の再建の時期は何時が良いか?”という内容でした。OAMとは急性腹症(腸管穿孔や壊死など)に対する緊急手術において、病変部位の切除を行い、消化管の再建を行わずにドレープ等で簡易に閉創する処置のことで、これにより一早くICUに入室して集中治療を開始することができます。ですが、このような症例はもう一度、腸管の再建が必要になりますが、この”腸管の再建を何時行うか(2回目の手術時?それともそれ以降?)”を検討した内容になります。発表後の質疑応答の際に幾つかの質問を頂きましたが、自分では気付かなかった内容の御指摘を頂き非常に勉強になりました。

 WEBでの学会参加は今回で3度目になりましたが、わざわざ現地に行かずに参加できる、つまり移動時間が無いという点はありがたいですが、現地に行かないので他の施設の方との交流ができないという点が自分にとっては残念です。やはり、学会の夜には他施設の方と杯を交わしながら情報交換を行い、刺激し合うことが明日の診療への活力になるので!
 感染が鎮静化するまでは暫くはこの形式での学会が続くと思いますが、また元の形での開催が行って頂けるように、“自分が感染しない、周りに感染させない”という意識を持って、診療時は勿論ですが、日々の生活を過ごすようにしたいと思います。