マンスリーへむく ―現場の声―:2015年6月

マンスリーへむく ―現場の声―:2015年6月

ネパールで大地震だ!の巻

                           救急部 川瀬鉄典​

はじめにネパールで地震の被害に遭われた多くの方々に、謹んで哀悼の意を表するとともに、一日も早い復興を祈念しております。

4月25日のニュース「ネパールでM7.5の地震」を聞いて、このHEMCに関係する一部の人々の間では、「おっ、ついに来たか!」と、ネパールに行く準備をしつつ、情報収集が始められました。

海外の自然災害における医療支援に参加するには、HEMC の場合、二つの組織からの派遣が考えられます。国際緊急援助隊(JDR)と災害人道医療支援会(HuMA : ひゅーま)です。今回、JDR一次隊として甲斐先生と山本師長(4月28日〜5月11日)が、二次隊として川瀬と成看護師(5月7日〜20日)が、そしてHuMAとして石原先生(5月21日〜30日)が医療支援活動をしてきました。

JDRは今回初めての試みである、Field Hospitalとしての手術と透析、入院機能を展開するために、全国から46名体制で一次隊を、34名体制で二次隊を編成しました。私が参加した二次隊では、Field Hospital を引き継ぎ診療する中、5月12日に巨大な余震が発生し、外務省から一時撤収の指示が下りました。しかしその2日後からは、ドゥリケル病院という地域の基幹病院支援に活動場所を移し、病院支援を継続してきました。

また、余震前日、HuMAの先遣隊の方々がJDRのサイトを訪れ、日本を代表するNPOらしい、きめ細かな支援の方策を探っていました。

災害医療を通じての国際貢献に参加できたのも、不足した人員でHEMCの機能を維持してくれた皆様のおかげであり、派遣者全員を代表し、心から感謝申し上げる次第です。