兵庫県災害救急医療情報指令センター

室長挨拶

兵庫県災害救急医療情報指令センター
川瀬 鉄典

はじめまして。わたしは平成25年(2013) 4月から兵庫県災害救急医療情報指令センター室長を拝命いたしました。

兵庫県では阪神淡路大震災(1995)の教訓から、様々なシステムが生まれ、整備されています。その一つが情報指令センターであり、ここは兵庫県地域防災計画に定められた、HEMCが管理運営する施設となっています。

「事故災害管理における最も多い失敗は情報伝達のまずさにある」という言葉に象徴されるように、情報を集め、処理・判断し、共有することの重要性は誰もが認識するところです。ICT(情報通信技術)が進んだ今日、様々な技術を駆使して情報は伝えられます。そして情報を基礎として、ここに指揮を執る人が居て初めて十分な事故災害対応ができるのです。

情報指令センターのミッションは、緊急対応機関と連携し、救急医療を必要とするあらゆる状況に対して準備を整え、対応する能力を維持強化し、指揮・統制を支援することです。

HEMCがある「HAT神戸」とは、1998年に生まれた三宮の東部新都心であり、「HAT」とは「Happy Active Town」の略です。ここには神戸赤十字病院や日本赤十字社兵庫県支部、神戸市防災合同庁舎、人と防災未来センター、JICA関西そしてWHO健康開発総合研究センターといった名だたる機関が軒を並べ、HEMCは国際防災・人道支援協議会(Disaster Reduction Alliance : DRA)の一員としても活動を続けています。


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