平成19年度2期(7月から9月)

西尾 亮(兵庫県立淡路病院から)

さすが 医王賞、何を聞いても答えていました(冨岡)

1.3ヶ月で行った処置及び手技

 動脈ライン確保、中心静脈路確保、電気的除細動、胸腔穿刺、気管挿管、気管支鏡、ドクターカー出動、

2.プレホスピタル・初療担当のうち印象に残った症例

 骨盤骨折数例(初療での開腹とTAE)、大動脈瘤破裂(初療での再破裂)飛び降り・交通事故によるCPA数例

3.入院担当症例

肝損傷、脾損傷、大動脈損傷、骨盤骨折、大腿骨骨折、外傷性SAH、
CPA蘇生後、急性膵炎、Stevens-Johnson症候群、腎不全、敗血症、胃潰瘍穿通、うっ血性心不全、重症肺炎、脳炎

4.感想

3ヶ月間と短い期間の研修でしたが、大変お世話になりました。初療で行われるガーゼパッキング、TAEといった当センターならではの出血性ショックに対する処置や大量輸血、ICUでの重症患者の管理などこれまであまり経験することのなかったことを多く経験させていただきました。また、そういった治療を行うことによって頭蓋内出血の患者さんや重症外傷の患者さんなど受診時から昏睡状態で数週間しても状態が安定しなかった患者さんたちが徐々に意識を戻し、言葉を話すようになる様は感動的でした。

これからの診療にその経験を活かし、適切な判断を下せるよう努力をしていきたいと思います。
3ヶ月間どうもありがとうございました。

丸茂 智恵子(兵庫県立塚口病院から)

天性の明るさでチームがまとまりました(冨岡)

1. 3ヶ月で行った処置及び手技

気管挿管、動脈ライン確保、中心静脈ライン確保、胸腔穿刺、電気的除細動、ドクターカー同乗、創処置など

2.プレホスピタル、初療担当のうち印象に残った症例

CPA、骨盤骨折、四肢多発骨折、熱傷、除脈発作(Ⅲ度完全房室ブロック)、腹部刺創、脊髄損傷、頭部外傷

3.印象に残った入院担当症例

壊死性筋膜炎、骨盤骨折、ヘルペス脳炎、脳出血、四肢多発骨折、頭部外傷(SAH)アルコール性ケトアシドーシス、血気胸

4.感想

災害医療センターに来て、外傷の症例を多数経験しました。JATECの概念に触れることが出来てとても勉強になりました。ABCの確保がいかに大切かということを学ぶことが出来ました。また、適切な創処置をすることで新たな肉芽が盛ってくることが経験できました。今後もここで習った創処置の方法を広めていきたいと思います。また、重症管理、適切な呼吸循環管理を学ぶことが出来ました。呼吸器を使う機会が多かったので、とても勉強になりました。3ヶ月という短い間でしたが、本当にありがとうございました。塚口病院に戻ってからも頑張ります。災害医療センターに来て、外傷の症例を多数経験しました。

八杉 悠(神戸赤十字病院から)

これだけ人に愛される人物も少ないでしょう(冨岡)
DMATに扮して。でもそんなの関係ねー

1.初療担当症例(印象に残ったものを抜粋)

腎損傷・尿管損傷2例(※1)、顔面骨骨折3例、仙骨骨折1例、交通外傷(車外放出)1例、壊死性筋膜炎1例(※2)、びまん性軸索損傷1例、19歳女性墜落外傷(11階)でのCPA1例、左上腕二頭筋完全断裂1例(※3)、大腿部骨幹部骨折(※4)、交通外傷後の左下腿脱力発作1例、左上腕完全切断1例(※5)、肝損傷(※6)
※1,6はTAE、※2,3,4,5,6は緊急手術も経験した。

2.入院担当症例 21例

内訳:7月10例/8月4例/9月7例
・内因性疾患2例
喘息発作によるCPA、劇症肝炎 ・外因性疾患19例 腸管損傷1例、顔面骨骨折2例、頭部外傷2例(うち1例は重症)、骨骨折1例、右上肢挫滅1例、重症熱傷1例、びまん性軸索損傷2例、有機リン中毒1例、左上腕二頭筋完全断裂1例、四肢骨折1例、胸部刺創1例、フレイルチェスト1例、下腿脱力発作1例、墜落外傷2例

3.感想

HEMCでの研修を振り返ると、3ヶ月という短い期間ではありましたが、高度救命救急センターとして非常にバラエティに富んだ症例を多数経験させていただき、いろんな勉強ができました。その中でも最も多くの時間を共にさせていただいた重症熱傷の患者さんは、熱傷の何たるかを強烈に印象づけられる1例でもあり、また集中治療や全身管理の難しさを痛感させられた1例でもありました。
こうした経験をする中で、やはりチーム医療の大切さやコミュニケーションの重要性を身に沁みて感じました。そして何よりも大切なことは、明るく・楽しく・元気に診療にあたることだということを、各先生方や関係者の方々から教えていただいた気がします。
HEMCでの経験を今後の人生に活かして、これからも頑張っていこうと思います。
最後になりましたが、未熟でのろまで注意散漫な僕に温かい御指導をいただき、本当にありがとうございました!
ここで、思い出に残った先生方に対するコメントを、key wors 3つを使って書いておきます、内容はご想像にお任せします。
(怒らないでください)

小澤先生

BOSS、赤いメガネが変わるとき、センター長室にて

中山先生

監督、様々な場で活動、初日レクチャーにて

西倉先生

医療の新旧を伝授、形成外科医として、医局にて

冨岡先生

鉄人、教育=聖職、トークの達人

松山先生

スイッチが入るとすごい!貫禄がすごい!夜もすごい!

伊藤先生

救急医の鏡!教育者の鏡!おいしい店はこの人に聞け!

黒川先生

何でも診れる、外科医ドS、愛妻家

上田先生

整形外科医、麻酔科医、救急医を制覇、無敵、S1グランプリ王者

小出先生

何でも診れる放射線科医、活気あふれる救急医、イチローに似ている

畑先生

スーパー内科医、Burn3兄弟の長男、中国なまり

石井先生

頼りになる救急医、Burn3兄弟の次男、赤ちゃんがそっくり

前野先生

頼れる産婦人科医、優しさNo.1、紅一点

松井先生

仕事ができる!、活動範囲が広い、ただしHEMC内に限る!!!

高原先生

仕事ができる!大学時代からの兄貴分、よき手本

寺井先生

漢方の伝道師、患者思い、夜はテラえもん

多根先生

研修医頭、やり手、元気をくれる

西尾先生

医王賞の実績、よく助けてくれる、声が小さいときがある

丸茂先生

小さいが存在感は人一倍、カルテの記載がしっかりしている、紅一点ではなかった(ごめん)


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