平成20年度1期(4月から6月)

平成20年度1期(4月から6月)

備後 真登 (県立淡路病院より)

<ビンちゃん>
ひょうひょうとして、でも確実に仕事をこなしていました (冨岡)

僕が災害医療センターを選択期間に選んだ理由としては、
(1)淡路病院では麻酔科研修がなく集中治療を学ぶ機会が少ないこと
(2)淡路での救急外来で外傷の症例を多く経験したが救急専門医が常勤しておらず、系統的な外傷初期診療を学ぶ必要があると感じたという2つのことがありました。
実際来てみると、知らなかったり見たことのないことがたくさんありました。多発性外傷(交通外傷、墜落外傷など)や脊髄損傷だけでなく、重症膵炎や敗血症性ショックなどの内科的疾患も経験させて頂きました。初療では、必要であればその場でガーゼパッキングやERTなども行い、スピーディーでかつ正確な医療を目の当たりにしました。先生方もみなさん個性と情熱あふれる先生ばかりで、時に厳しく、時に優しく、絶妙のバランスで教育して頂きました。
本格的な救急医療を初めて見させて頂いて、当初の目標であった集中治療管理と外傷の初期診療に関しては、ある程度身につけれたと思います。この災害医療センターでは、今まで自分が限界と思っていたことがそうではなく、むしろ限界などないのではないかと思わせるくらいに、とことんまで「患者さんを助ける」という意思のもとみんなで協力して医療に取り組むという姿を勉強させて頂きました。
これからまた淡路病院に戻り救急医療に従事しますが、ここで勉強したことを生かして、まだまだ淡路病院でできることもいっぱいあると思います。それらのことを1つ1つ着実にこなしていきたいと思います。最後になりましたが、根気よく指導して頂いた先生方、優しく接していただいた初療や病棟の看護師のみなさん、その他のコメディカルのみなさん、3ヶ月という短い期間でしたがどうも有難うございました。
後輩たちにも自信を持って勧めることができる病院だと思いますので、HEMCのよさをこれからも伝えていきたいと思います。

杉山 あずさ (県立尼崎病院より)

<あずさ2号>
信頼度抜群でトークも上手でした(冨岡)

私が一年間研修した県立尼崎病院には外傷患者が来ません。また、CPAの患者さんにPCPSを導入するということはいままで考えにも及ばないことでした。後者は施設により方針が様々であると思いますが、虚血性心疾患にともなう心肺停止を救うためにドクターカーで出動し時間との戦いの中で心肺停止の患者を救おうとするアグレッシブな考え方があることに驚きました。
この3ヶ月間、今まで自分があたりまえだとかこうだろうと思っていたことを幾度となく覆され、新しい経験をたくさんすることができました。特に、状況の厳しい人にはすぐにDNRのインフォームドコンセントをとることに慣れてしまっていましたが、どんな手を使っても患者さんを救おうとする姿勢を最後まで持ち続ける救急救命センターの雰囲気に感銘を受けました。運ばれてきたときには瀕死の状態だった患者さんがどんどん元気になられる姿を見ることができたことは大きな収穫だったと思います。
世の中の疾患には内因性、外因性があるわけで、いままでその片方の内因性疾患しか見たことのなかった私はまさに医者人生の半分を損していたといえるのではないでしょうか。その半分を取り戻すには3カ月という期間はあまりにも短いですが、私にとってこの3ヶ月は大きなものとなりました。
またいつか外傷診療や救急医療に携われたらと思います。
最後になりましたが暖かく指導してくださった先生方、支えてくださったコメディカルのみなさん、事務の方々、そして助けられなかった人も、助かった人もいますが、多くのことを教えてくれた患者さんに感謝したいと思います。ありがとうございました。

高田 裕 (県立尼崎病院より)

<高田コーポレーション>
ほふく前進をマスターできました(冨岡)

三ヶ月間本当にありがとうございました。他病院から来るどこの馬の骨ともわからない僕らを、温かく受け入れて下さったことを心から感謝申し上げます。
尼崎から通い続けた3ヶ月もあっという間に過ぎ、HEMCでの研修を終えることとなりました。外傷患者や重症患者の初期診療から治療・管理について勉強したいと思い、HEMCでの研修を希望しましたが、その希望を満たすに十二分なほど、貴重な症例に恵まれた3ヶ月でした。
そこで感じたのは、救命救急医療とは、まさに全身を診る医療であるということです。しかも刻々と変化する容体に対し、的確かつ迅速な評価と対応が求められる、非常にスピード感溢れる医療現場であるということを実感しました。
3ヶ月前の自分に何か自慢できるものができたかと言われると、はっきりと答えられません…。ただ今後自分にとって必要なものを見つけ出すことはできたと思います。患者さんの必要としている治療を自信を持って提供できる、そんな医師を目指し今後も精進して行きたいと思います。
そしていつかまた、ある程度自分の専門分野の勉強が進んだら、再び救命救急医療の現場で働きたいと思っています。その時は是非またよろしくお願いします!
先生方、そして看護師さんをはじめスタッフのみなさん、本当に3ヶ月間ありがとうございました。
お願いいたします。本当にありがとうございました。